剣盾ダブルS10 トリトドンのすゝめ
もくじ
1.まえがき
2.なんでトドン??
3.今考えている構築
4.立ち回り
5.雑談
まえがきと雑談ではかなり個人的な喋りたいことがかいてあります。内容だけ知りたい方は1と5はすっ飛ばしてもらって結構です。
1.まえがき
皆様お久しぶりです。ペッタです。
皆さん剣盾は好きですか?
私はぶっちゃけあんまり好きじゃなかったです。私生活が忙しくてこの環境の面白さを理解しきれなかったのもありますが、まぁ、モチベーションは最低に近かったです。(これ以上語るとキリがない)
そんなこんなで色々な事情があってしばらくポケモンから離れていましたが、次のルールが面白そうなのでこの記事を書くに至りました。また、構築相談したところで返ってくる意見は偏りのある意見、っていうか最終的にはその人が使っている構築に似た構築に寄せさせられるだけ自分ひとりでは途中で私生活が忙しくなって煮詰まり切らなそうだと判断し、そんなんだったら公開して様々な人に有効活用してもらったほうが良いと思いました。(いい相談相手が居ないor自分がそこまでのレベルに達していないと言いたい)
幸いなことにポケモン頑張っていたころに何故かそこそこの知名度があったので、今でもポケモン頑張っている人や強者の方々に目をつけてもらいやすいというのもあります。
深夜にレポート書かないで何やってんねん
2.なんでトドン??
トリトドンがこの環境においてどのような立ち位置なのか解説する前にまずはこのポケモンがどのようなスペックをしているのかについて説明します。
トリトドンというポケモンはウーラオスやレジエレキのように圧倒的に強いというよりはポケモン対戦においてちょくちょく顔を出す程度である立ち位置にいます。それでも過去のJCS,WCSなどハイレベルの大会の構築に採用されているかなりスペックの高いポケモンといえます。有名どころで言うとJCS2019のカエールさんが採用していたり、直近でいうとJCS2021ではアルカナさんが採用していたりします。
このポケモンの一番の魅力は水地の優秀な耐性、加えて水、電気無効という詰ませもしくは受け性能にあります。
ただこのポケモン、採用があまりされていない点からわかる通りかなり癖の強いポケモンになります。このポケモンと似た性能を持ったナットレイというポケモンとは似て非なる性能をしています。ナットレイも十分癖が強いが
トリトドンの扱いにくい理由として、1つは鈍足なこと、もう1つはこのポケモンの最大の欠点である火力の出ない所にあります(なんとなく察していると思いますが)
火力が出ないことで味方の素早さ操作の恩恵をほとんど受けないことで多くの構築から拒否される原因となっています。
実際にカエールさんの構築やアルカナさんの構築を見ていただければわかるように素早さ操作である追い風やトリックルームを主軸にせず、ほとんど素の素早さ、耐久で戦っている構築であることがわかります。大発見
(アルカナさんの構築の画像は著作権的に怪しそう?なので調べて確認してくれ、、)
このようにトリトドンは扱うのが難しく、玄人向けである一方扱うことが出来たら優秀な耐性をもつ高スペックなポケモンであることがわかります。実際に某カイオーガ使いもトリトドンによる詰めは切っていると話していました。
次にトリトドンが今の環境でどのような立ち位置をしているのか
自分はかなり良い立ち位置に居ると思っています。というのも、環境に存在する多くのポケモンに対して役割があり、弱点である草ポケモンも今のところゴリランダーぐらいしかいないからです。
では具体的にどのようなポケモンに対して役割があるのか、
一番大きいのはレジエレキに一方的有利であり更にその隣で動かすポケモンにも有利な傾向にあるからです。このルールでレジエレキと組んでいる主要な構築としてザシアンエレキラオスガエンが考えられます。
海外のやつだし勝手に載っけてもバレんやろっていう明らかに浅はかな考えで載っけてます
この構築、間違いなくトリトドンが重くゴリランダーを除くほとんどのポケモンがトリトドンに打点がないもしくはトリトドンが弱点をつけるというのがわかります。
更に偉いのが皆さんご存じカイオーガにも強いということです。またゼルネアスに対してもあくびもしくはクリアスモッグで隙を作らないのも魅力的です。ザシアン、カイオーガ、ゼルネアスの環境トップに隙を与えないもしくは重くさせることができる、、、そうです、このポケモン1匹だけでかなり苦労する構築が多いのです。
偉いポイントはここでは書ききれないくらい多いので実際に私が考えている構築でのトリトドンの説明の所で更に詳しく説明します。
3.今考えている構築
そんなトリトドンですが、じゃあだれと組ませると良いのか私が考えている構築を参照に皆さんも考えてほしいということでここに載せます。
まだ考察の途中なので配分、技、型等は詳しく決まっておりません。これらはこの記事の読者にも考察していただきながら読んでもらいたいと思います。
この構築に至った経緯
そもそもこの構築、トリトドンから組み始めた訳ではありません。
ポケモンというゲームは相手に構築のパワーを押し付けるのではなく、相手をしててキツイポケモンまたは状況をこちら側から作り出すと相対的な勝率が上がるのではないかという疑問から作られた構築です。
割と基本的に聞こえるかもしれませんが、直近のJCS2021でも例えばシニア1,2位の構築のヒートロトムもメタグロス、ブリザポスに対してこちら側からキツイ状況を作り出している(メタをしている)ことがわかります。これくらいわかってるぞおい!と言いたいところかもしれませんが。。
言い換えるとポケモンはメタゲームが重要であると考えたということです。
つまり構築意図としては、今まで作っていた構築よりも更にメタゲームを意識することということです。
更にダイマックスが無くなったということで数的有利が意識されるようになると考え全体的な耐久力を上げたというのもあります。
そこで真っ先に思い付いたポケモンがトリトドンということなんです。
ということでトリトドンと相性が良く、構築として成り立ちそうな伝説枠は、、?と考えた結果
ザシアンやカイオーガほどパワーがある訳ではありませんが、その相性補完はどの伝説ポケモンよりも良いです。
この伝説枠はまだ考察の余地があると思います。他の伝説ポケモンと組ませてイベルタルでは足りなくなりがちな決定力を上げるために別の伝説を採用してわざと相性補完を少し悪くするのもアリだと思います。
ここからは各ポケモンの採用理由や考えられる型を紹介します。
上記にて説明した通りトリトドンと非常に相性の良いポケモンです。ダイジェットが無くなったことにより貴重となった即時に打てる飛行技デスウイングでトリトドンの苦手とするゴリランダーを相手することが出来ます。グラススライダーを受けてその分を回復できるのもかなり偉いです。
更にトリトドンでは対応の難しいルナアーラ、黒バドレックス等に圧倒的有利です。
この構築が受けまわす構築である以上採用するのであればDの高いチョッキ型になると思われます。
・オーロンゲ
先制壁によりPTの耐久値を底上げします。基本的には選出しません。主にエルフーンやトルネロスなどで追い風を貼ってビートダウンする構築に選出します。また、悪タイプを二枚採用することによってアストラルビットを打たせないという役割があります。また初手のゴリ押し性能が高いトルネオーガ等々のカイオーガ構築にターンをもらいながら削り、カイオーガを使い物にならないようにします。カイオーガの攻撃を受けられるポケモンがPT内に4体いるということで過剰なメタに見えるかもしれませんが、その分他のポケモンもメタできるので一石二鳥といったところかもしれません。
イベルタルがまもれないので初手のねこだまし展開を阻止するためにこちらもねこだましを採用するのも検討できます。(なかなか読まれないのでつよい)
この構築の主役です。
イベルタルの苦手とするザシアン、レジエレキに強く更に後述するウルガモスが苦手とする岩技を打ってくるウツロイド、ツンデツンデ、ランドロス、ガブリアスに4倍弱点がつけます。
また、VSザシアン戦ではウルガモスやランドロスを水ウーラオスから守ることが出来るのでウルガモスorランドロス+トリトドンを投げるもしくは裏からトリトドンを投げることによってザシアン構築にほぼ出し負けることが無くなります。
更にガオガエンに打点があるということで悠長な居座り、詰めを許しません。このポケモンでほとんどの補完を取っているといっても過言ではないのでHP管理が重要となります。
技はあくび だいちのちから れいとうビーム まもるでほぼ確定だと思います。受けとして過労死枠になりがちなので持ち物は食べ残しになると思います。ゴリランダーのGFもあいまって回復量がとてつもなくなります。
調整はれいとうビームでトルネロスを確2かつ壁下A+1きょじゅうざん2耐え調整があるんだとか。
・ウルガモス
トリトドンだけでは対ザシアンが怪しいため採用しました。水ウーラオスで炎枠を見ている構築にはよく刺さります。このポケモンもトリトドンとの相性が良く、トリトドンが苦手とするゴリランダーを多方面から倒すこが可能となるのも偉いです。炎枠をガオガエンにしなかった理由として、ガオガエンではねこだまし捨て台詞や素早さの問題で炎技を打つ場面が少なくなるからです。また、猫二枚の立ち回りでは身代わりザシアンが怪しくなるので不採用となりました。
この構築、ゼルネアスが重めなので吹き飛ばしの採用も視野に入ります。(ザシアンが多いのでそこまで増えると思いませんが、)炎技はねっぷうだとワイドガードテッカグヤに詰ませられる可能性があるのでかえんほうしゃにすべきだと思います。
あとから気づいたんですけど、わざわざいかりのこなや吹き飛ばしで対策するよりもこの構築が有利対面を作り出す構築なのでそれと相性の良いちょうのまいによる制圧のほうがいいかもしれません。
・ゴリランダー
これまでカイオーガを受けるポケモンは多く採用してきましたが肝心の倒すポケモンがいないため採用しました。また、レジエレキに対して後投げして上から圧力をかけられるという点や、少ない物理枠、ねこだましを打てるという点などこの構築に不足している所を補うために採用しました。グラススライダーの先制技によってゼルネアスに対して圧力をかけることが出来ます。(対ゼルネ対面ではあくびや吹き飛ばしで流しつつゼルネを削ってグラスラで〆る形を想定している)この構築の弱点である決定力の無さにより重くなりがなちかいでんぱポリゴン2やテッカグヤ等詰ませポケモンを一方的に削るためにやどりぎのたねの採用も現実的だと思います。
正直怪しい枠です。今はザシアンが環境に多く、威嚇枠が必須級になる(いかく依存症かもしれない)と考え採用しました。また、ゴリランダーとレジエレキが並んだ際にどうしてもこちら側が不利対面になりがちなのを解決するために採用したのが一番大きいです。岩技やゴリランダーのグラススライダー等の物理技を受けながら殴れるポケモンがこのポケモンぐらいしかいないということで渋々採用したのでまだ開拓の余地があります。環境を考えると一番適しているのがランドロスなのでとりあえず採用しています。役割が完全に被りがちなんで別のポケモンのほうがよいです。
4.立ち回り
トリトドンを採用する構築全般に言えることだと思いますが、基本的に有利対面を作り続けることを意識しながら削り、不意打ちやグラススライダーで倒すことを意識する立ち回りになります。また、耐性の多いポケモンが多いので弱点を突くポケモンから倒していき常に何を倒したらどのポケモンで詰めることが出来るのかを意識しながら立ち回ることも意識します。
ウルガモスにちょうのまいを採用するのであればサイクルのどのタイミングで積めるのか、ウルガモスの通りが悪いポケモンを優先しながら倒すなどのプランをたてることが重要になります。
この構築、おいかぜを貼って目の前のポケモンを倒すような単純で扱いやすい構築ではなく、サイクルを重視した詰ませ構築に近いので勝つためのプランを対戦しながら臨機応変につくる必要があります。初心者にはかなり扱いづらいかもしれませんが、このようなサイクル戦が好きな人もしくはこれから勉強する人は私の提案した構築を組んでもらうといいかもしれません。(サイクル戦が好きな人は配分、技等は自分の好みがあると思うのであえて載せなかったのもある)
構築の特性上かなりカイオーガとザシアンに対して強いと思うので環境開拓したい人の参考になると思います。 構築の調整次第ではかなり良い構築になりそうなんでまだ構築決まってないという人はぜひ考察してみてほしいです!
より沢山の人にトリトドンの可能性を知ってほしいので拡散していたただけると幸いです。
5.雑談
「煮詰める予定の構築をバラしてもいいの?」という意見もあると思いますが、モチベーションを下げる原因の一つとして勝ちへの執着があるからそれを取っ払おうと思ったからです。
勝つこと、実績を手に入れようとすること、まぁそれを楽しみにポケモンをしている人も居ます。自覚がなくてもそれがポケモンの楽しいことだと錯覚して他人に自分の意見を押し付けてくる奴が本当に許せない しかし、一旦ポケモンから離れて自分は何故ポケモン対戦をしていたのかもう一度見つめなおす機会を得ることが出来たと思います。
そこで得たことは、ポケモン対戦のなにが面白いのか具体的には解の無い答えである環境への回答、プレイングがどのゲームよりも複雑で面白いからだということに気づいたことです。環境という面を見ればTCGに似ているようで全く違ったり、ただ勝ち負けだけが回答ではなく負けてもいいプレイだった、もしくは勝ったけど本当に正解だったのか、そんな奥深さがポケモン対戦でしか楽しめない最大の面白さだと思いました。
そんなポケモンですが、自分なりの楽しむ回答として勝つための構築を作るのではなく理にかなった論理的で美しい構築、プレイングをつくることを目的にポケモンをすることを目標としました。このことは最初に問題提起した「煮詰める予定の構築をバラしてもいいの?」の回答にもなります。
この問題提起に具体的に回答するのであれば「構築をバラして更に深くしたい」でしょうか。そんなわけでこの記事を書きました。
私の周りでポケモンから離れていく人を何人か見てきました。受験勉強やモチベーションが無くなった人そのような人を見ていくととても悲しく、取り残された感覚があります。また自分までもがここまで私生活が忙しくなり、モチベーションが落ちるとは頑張っていた頃には考えられませんでした。
しかしやはりこれだけやっていたポケモンもいざ離れてみるとなにか物足りなさ、や心のどこかでポケモンをやりたいと思っている自分がいました。そこで導き出したのが全盛期ほどガチにならず、ほどよく、そして向上するようなポケモンが出来たらいいなということです。そんなわけでまたポケモンやっていこうと思います。
不定期に出没するとおもうので仲良くしてやってください~